手づくりのパン
- Shinichi Matsumoto

- 3月11日
- 読了時間: 1分
更新日:3月12日

妻が台所で何かの粉をこねていたのでどうしたのだろうと思いつつ(何をしているのか尋ねたけれどはっきりした答えは返ってこなかった)、部屋に戻り仕事をしていた。しばらくしてまた台所にコーヒーを淹れに行くと、部屋がいい香りに包まれていた。オーブンレンジでパンが焼かれていた。インターネットで見かけたレシピで作ってみようと思ったそうで、上手くできるかわからないけどと言いながら、出来上がっても生焼けかもしれないと言いながら、焼き上がりをテーブルに出してくれた。焼きたてのパンは手でちぎるとふわっと湯気が立ち、口に入れると素朴な甘さともっちりとした歯応えがあり、とてもおいしかった。以前、尾道で展示した際に差し入れにいただいた林檎の角切りが入ったジャムを開け、のせて食べると、それも絶品だった。素朴なパンと、素朴な林檎ジャム。いま世界中でここにしかない、すばらしい食べものだった。

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