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松 本 慎 一 | ト ナ カ イ


手づくりのパン
妻が台所で何かの粉をこねていたのでどうしたのだろうと思いつつ(何をしているのか尋ねたけれどはっきりした答えは返ってこなかった)、部屋に戻り仕事をしていた。しばらくしてまた台所にコーヒーを淹れに行くと、部屋がいい香りに包まれていた。オーブンレンジでパンが焼かれていた。インターネットで見かけたレシピで作ってみようと思ったそうで、上手くできるかわからないけどと言いながら、出来上がっても生焼けかもしれないと言いながら、焼き上がりをテーブルに出してくれた。焼きたてのパンは手でちぎるとふわっと湯気が立ち、口に入れると素朴な甘さともっちりとした歯応えがあり、とてもおいしかった。以前、尾道で展示した際に差し入れにいただいた林檎の角切りが入ったジャムを開け、のせて食べると、それも絶品だった。素朴なパンと、素朴な林檎ジャム。いま世界中でここにしかない、すばらしい食べものだった。

Shinichi Matsumoto
3月11日


2026年にブログをはじめてみる
さっき見かけましたが2026年3月5日は「最強幸運日」らしいです。一粒万倍日をはじめてとして、いろんなラッキーが重なっている日で、なにか始めてみるのにはよいタイミングのようです。だからこうして、ブログを書いてみています。ブログ。懐かしい響きです。かつて運営していたブログは、サービスの終了によって消えてしまいました。その消えたブログのタイトル「この星」をここに掲げてみました。 目下、確定申告を頑張っており、それに集中すべきなのかもしれませんが、テスト勉強をしなければならないときに部屋の掃除が捗るように、確定申告をすべきときにホームページの制作も捗ってしまうものなのです。だから昨日、AIに相談しながらなんとなくホームページを作り、「独自ドメイン」なるものを取得し、借りの写真を入れて最低限の体裁を整え、ここに至っています。二度と訪れない「いま」を、こうして文章で残すのも、写真を撮ることと似た行為のように思います。私たちは(私はとくに)いろんなことを忘れていってしまう。それに抗うというよりも、それはそれとして受け入れて、忘却に沿うように何かできることを

Shinichi Matsumoto
3月5日
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